日本外傷データバンク

日本外傷データバンクへの外傷患者登録と登録データを用いた臨床研究

外傷は子供や若年層の死因の第1位、2位を占め、社会的損失の大きい健康問題です。外傷の診療の質を評価し、向上させることは外傷による死亡率を低下させるために重要です。本研究では、外傷診療にかかわるデータを全国の医療施設(主に救命救急センター)から収集し、各医療施設の診療の質評価や、診療行為の効果を評価するための分析を行います。施設ごとのデータを全国データと比較することにより、各施設の診療の現状を評価することが可能になり、診療の質向上に寄与することができます。さらに、集積されたデータを分析することにより、診療行為の効果や診断の精度を評価し、外傷診療システム全体の向上に寄与することが期待できます。
本研究の対象となるのは、全国の救急医療施設を受診され、重症外傷を有する患者様です。当院も研究に参加しております。
個人を特定できる情報を除外した形で患者情報・データを登録します。登録はインターネットを用いた入力により行います。

JTDB公開文書