ER(救急外来)

救急診療体制

当院は大学病院の特色を生かし、夜間帯も救急部のみならず、眼科、精神科も含めた多様な科が当直しており、専門的な救急診療も可能な体制を整えています。診療体制の特徴は下記の通りです。

1.総合力

初期診療は基本的に当科が対応します。しかし、1日を通して循環器・脳卒中科のみならず、精神科や消化器外科などの幅広い科が当直しております。対応するべき疾患の幅は広いですが、専門各科サポートのもと診療にあたることができます。

2.迅速性

虚血性心疾患、末梢血管疾患、脳卒中など一刻を争う病態に対しては、初期診療から専門各科と合同で診察にあたり、治療介入までの時間を最短化しています。救急外来にはIVRに対応した透視室が併設されており、迅速なカテーテル治療につなげることができます。
また、体外循環を併用した蘇生行為(ECPR)を積極的に行っており、総合力とともに迅速性も兼ね備えています。

3.複雑な症例のマネジメント

大学病院ゆえ、先天性疾患合併や複数疾患合併例が多く来院します。各疾患の理解に加えて、分野横断的なマネジメントをする能力が問われますが、専門各科と共同することで大学ならではの難題に立ち向かうことができます。

経験可能な救急手技:

ACLS、緊急気管挿管、胸腔ドレーン挿入、骨折整復・牽引・固定、気管挿管、創傷処置、消化管除染、CVカテーテル挿入、Aライン挿入、腰椎穿刺、PCPS、骨髄路確保、同期電気ショック、緊急ペーシング

ICU/HCU

重症病棟診療体制(ICU12床、HCU28床)

救急外来や病棟急変後にICUへ入室した重症患者は、当科が主体となり各診療科と協力しながら診療を行っています。当科がすべてのICU患者のオーダーを出すClosed ICUのシステムをとっており、重症感染症や呼吸不全から、心臓血管外科術後の患者まで幅広く管理することができます。
外傷・中毒、各専門診療科での管理が困難な複雑な症例では、当科が退院まで診療を継続することもあります。
また、重症病棟以外でも、RST(Respiratory Support Team)、RRT(Rapid Response Team)などの中心的な役割も果たします。

当科で経験できる疾患

脳卒中急性期(くも膜下出血、脳梗塞、脳出血など)、心臓血管外科術後、重症呼吸不全(体外循環含む)、顔面や頸部の植皮・皮弁術後、腎移植術後、重症敗血症(急性期腎代替療法含む)、重症心疾患(心筋炎、心筋症、急性心筋梗塞など)、心肺停止蘇生後、重症熱傷、他

手技、デバイス、特殊治療

緊急気管挿管、CVカテーテル挿入(エコーガイド下)、気管切開(外科的/経皮的)、胸腔ドレナージ、腹腔穿刺
人工呼吸管理、ICPモニタリング、膀胱内圧モニタリング、IABP、PCPS、ECMO、CHDF、低体温療法、高圧酸素療法

研修施設認定

専門医施設認定

救急科専門医指定施設
集中治療専門医研修施設

熱傷学会熱傷専門医認定
研修施設呼吸療法医学会 専門医研修施設

内科学会認定施設
循環器学会認定施設
脳神経外科学会専門医訓練施設
整形外科学会臨床研修施設
小児科学会専門医研修指定施設

レジストリー参加

日本外傷データバンク(JTDB)
ECMO プロジェクト
日本重篤小児診療レジストリ(JaRPAC)