医療過誤や有害事象の第2の被害者の経験と支援リソースに関する研究

 医療における医療過誤や有害事象による第1の被害者は患者ですが、事故を起こした医療従事者もまた深い傷を受けることがわかっており、第2の被害者と言われています。第2の被害者となった医療者は、事故後に不安、抑うつ、外傷後ストレス障害などといった症状をきたし、そして欠勤や離職を考えるようになります。SVEST-Rは、医療過誤や有害事象が医療従事者に与える精神的・職業的影響を測定するためのツールとして米国で開発され、世界中で広く使用されています。しかし、本邦における第2の被害者の研究はまだおこなわれておらず、医療事故当事者たちのフォローアップについては諸外国に比べてかなり遅れています。 
 我々はこのSVEST-Rを本邦において使用するために、原著者に許可を得た後翻訳を行って日本語版を開発しました。しかし、日本語版SVEST-Rの妥当性と信頼性は検証していません。そのため、本研究では日本語版SVEST-Rの妥当性と信頼性を評価することを目的としています。

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