「小児集中治療における長期人工呼吸管理患者の国際横断研究」

科学の進歩や人口増加、死亡率の低下、疾病の複雑化のために、多くの先進国の小児集中治療室(pediatric intensive care unit; PICU)で、長期間にわたり人工呼吸器のサポートを受ける患者数が増加しています。過去の研究でも、少数の小児が長期間にわたり集中治療を要し、多くの人的・物的資源が必要となっていることが示されています。
私たちは14日間以上の人工呼吸器管理を要する場合を、長期間の人工呼吸管理(prolonged mechanical ventilation; PMV)と定義した上で、PICUにおいてPMVを受ける小児の国際点観察研究を行います。北米、南米、ヨーロッパ、アジア各国を含む数カ所の地域の複数の施設において、PMVを要する患者に対する管理方針、入退室方針、治療法、PMV患者のケアに携わる専門職種、ケアのタイプなどを調査します。本研究により、ガイドラインを作成する必要性が認識され、PICUにおける患者ケアの質の向上につながると考えています。

公開文書(研究概要)

公開文書(参加施設)